ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(現TWAホテル)の第5ターミナルは、トランスワールド航空(TWA)の旅客ターミナルとして機能していました。当時、有機的な形態で設計された最初の大規模建築であり、有機的な機能主義のランドマーク的な建造物として今もなお存在しています。TWAの委託を受け、エーロ・サーリネンは1956年に設計を開始し、1962年に完成しました。2005年にはアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されました。
翼を広げ、飛び立とうとするコンクリートの鳥の姿で知られるこの建物は、航空の象徴を体現しています。ターミナル5のデザインは、へこんだブドウからインスピレーションを得たという伝説があります。
エーロ・サーリネンはかつてこう述べました。 「このターミナルは、旅行者に特別な旅を提供するものであってほしいと思いました。繊細なドラマを伴いながらも、記憶に深く刻まれ、そこを通るすべての人を魅了するような旅です。」サーリネンは、スケッチや特大の建築模型の製作を熱心に推進していました。大型模型を用いたこのアプローチには、2つの重要な目的がありました。1つ目は、スタジオチーム全員が議論に参加しやすくなり、協力的な環境が育まれたことです。サーリネン自身も時折、模型に寄りかかって建物の内部構造を観察することさえありました。2つ目は、クライアントにこれらの特大模型を提示することで、より深い印象を残すことができたことです。