代表作第3弾
(1) カーサ・ダ・ムジカ、ポルト
カーサ・ダ・ムジカは、ポルト交響楽団の新たな本拠地です。街の中心部、歴史的なロトゥンダ・ダ・ボアヴィスタ地区の広場に面したこのコンサートホールは、滑らかで角張った白いコンクリートの多面体で覆われています。精巧にカットされたむき出しのコンクリートの塊は、力強い視覚的インパクトを与え、黄色い石板で舗装された広場の中で、まるでダイヤモンドのように際立っています。
内部には、両側にガラス張りのファサードを持つ、1,300席収容の箱型コンサートホールが設けられています。このデザインは、ホールと街との繋がりを生み出し、会場自体を舞台の一部へと変貌させます。カーサ・ダ・ムジカは、革新的な方法で内部空間を際立たせると同時に、都市景観に輝きをもたらしています。
カサ・ダ・ムジカの立地選定は、OMAにとって最重要課題の一つでした。OMAのアプローチは明確でした。歴史的建造物群の真ん中にまた別の歴史的様式の建物を建てるのではなく、オフィス街に隣接する公園に面した石灰岩の台地に独立した建物を建設することを選んだのです。このコンセプトによって、象徴性、視認性、そしてアクセスのしやすさが、一つの統合された解決策として実現されました。